2008年8月17日日曜日

すいとんを食べて戦時を思う




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水団(すいとん)は、小麦粉に水を加えて練り混ぜたものを適当な大きさに加工して汁に入れて煮た食品、または小麦粉でできた具を指す。以下に詳述。

すいとん

水団は地方によってひっつみはっとつめりとってなげとも呼ばれ、手延べうどんの古形ととらえられるほうとうや、その他の小麦食であるかっけなどとの関連も認められる。これら全ての小麦食において、グルテンの生成によるこしが求められ、すいとんの場合には、ちぎる際の強い引きちぎりがこしを出すコツとなっている。従って作る際には、製麺適性にすぐれた中力粉(うどん粉)を用いる必要がある。

中央アジアチベットラダックには同様の小麦食が知られ、うどん様のものはトゥクパ、すいとん様のものはスキューと呼ばれ、現地では古い時代に中国から伝わったものとされる。これらは日本の小麦食のルーツを考える上で非常に注目されるであろう。伝統的にすいとんを日常食として食べる地域は、同じ粉食料理の体系に位置付けられるほうとうやうどんと同様に、米が収穫量の少ない水利の乏く裏作での麦栽培が行われていた地域や、冷害、ききんの常習地帯で貧しかった山間地に多い。

現代では後述する戦争のイメージが強い食べ物だが、室町時代の書物に「水団」の文字が見られるほど歴史は深い。江戸時代戦前においては庶民の味として親しまれ、すいとん専門の屋台や店舗があったほどである。

第二次世界大戦終戦直後の食糧事情の悪い時期に簡単に作れ、暖がとれ、空腹を満たす目的で野菜等の入っていない汁または湯にすいとんを入れたものが炊き出された。出汁をとってないので、あまりおいしくなかったといわれている。

終戦記念日に質素な水団を食べ、過去を偲ぶ行為が戦後行われるようになり、今でも夏に水団を食べて戦中戦後の苦労を偲ぶ習慣が一部の家庭で残っている。




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